はじめに
イーサリアムは、単純にホールドしているだけでも価格変動があり、長期的にはその価値向上が期待できます。しかし、ただずっとホールドするより、確実性高くイーサリアム自体を増やす方法があります。それが、レンディング(ステーキング)です。
レンディングは、自身が購入したイーサリアムを取引所の専用アカウントに預け入れることで、年利〇%などの利子をもらうことができる仕組みです。ちょうど銀行の定期預金と同じような仕組みですね。
ちなみに、レンディングとステーキングの違いについてですが、「貸出先」が違うと捉えるとよいのかなと思います。レンディングの貸出先は「特定企業」、ステーキングの貸出先は「暗号資産プロトコル」です。暗号資産プロトコルといっても「???」な感じだと思いますが、例えばイーサリアム2.0のネットワークにイーサリアムを預け入れることはステーキングに該当します。
ただ、レンディング(ステーキング)中はトレードすることはできず、ロックアップ期間(引き出しができなくなる期間)があるものもあるので、注意が必要です。それに加え、貸し出した企業または暗号資産プロトコル側での喪失リスク等もあります。確実性高く増やすことはできますが、リスクゼロではないことを認識しておきましょう。
レンディング(ステーキング)サービスの紹介
それでは、具体的なレンディング(ステーキング)サービスを紹介していきます。私が使用したことのあるレンディング(ステーキング)サービスについては以下の3つがあります。
- MEW (My Ether Wallet)
- FTX Lending
- BlockFi
それぞれのサービスや特徴について、見ていきましょう。いずれも海外サービスになります。ちなみに、国内の仮想通貨取引所にもレンディングサービスはありますが、人気が高く預入がなかなかできず、まだ使用したことがありません。利用することができたら、記事更新します。
My Ether Wallet (MEW) ステーキング
私が2017年より使っているウォレットサービスです。過去のバブルではウォレットを偽装した偽サイトが乱立したこともあるので、利用する上ではアクセスするURLにお気をつけください!
最近は、スマートフォンアプリもリリースされており、とても使用感がいいです。たまに誤動作で表示がゼロになったりすることがあるので心臓バクバクですが、とりあえず半年使う限りでは、大きな問題は起きていません。
そして気になる利率ですが、イーサリアム2.0のステーキングの場合、現在は年利6%のようですね。金額上限はなく、年利6%はそれなりによい利率だと思います。注意点は以下の通りです。
- イーサリアム2.0のバージョン1.5がリリースされるまで(2022年以降?)引き出しできない
- 預入できるイーサリアムは32ETH単位ずつ
- ステーキング開始にかかる手数料は0.3ETH
私のように引き出して無駄なトレードでイーサリアムを減らしがちで、自己管理のために「強制ガチホ」されたい人には最適な選択肢だと思います!
FTX Lending
FTXアプリ(Android/iphone)で登録することで、年利8%(1万ドル以下)/5%(1万ドル以上)を得ることができる、業界最高水準の年利がもらえるアプリです!少額からレンディングでき、資金ロックもなく、出金手数料無料!と、悪いところなしなサービスですね。
BlockFi レンディング
最後のおすすめレンディングサービスはBlockFiです。現在は5ETH分までが年率4%、それを超えた分の年利は1.5%です。利率はそれなりによく、少額からでも預け入れが可能で、毎月1日に年利分の報酬が振り込まれるので、毎月1日を迎えるのが楽しくなります。
とてもみやすいスマートフォンアプリも提供されており、毎月1回までの出金であれば手数料がかからないのも魅力ですね。いざというとき?のトレードができる機能も提供されています。
レンディング(ステーキング)アカウントにイーサリアムを送金しよう
アカウント登録が終わったら、いよいよ国内取引所からそのアカウントにイーサリアムを送金します。なお、国内取引所から直接海外取引所に送金できない場合もあるので、その場合はMEWを経由して送金しましょう。
まとめ
本記事にて、おすすめできるイーサリアムのレンディング(ステーキング)サービスをご紹介しました。私が登録したころはMEWの年利も8%と高水準でしたが、いまはFTXアプリが最もいい選択肢といえそうですね。皆様のステーキングライフに幸あれ!